Vol.007 大改革!技工士の長時間労働からの解放〜後編〜
こんにちは。ワイズデントの山田です。
前回の『技工士業務改革プロジェクト』の続きです。
毎日の長時間労働で疲れ切った技工士が立ち上がり、試行錯誤を繰り返しながら大改革を進めたその後の当社と技工士がどうなったかというところからですね。
どんなことをしたのかをまとめると・・・
・ひとつひとつの工程のタイム計測
・動画を撮りみんなで共有
・一日のスケジュール決め
・みんなが同じ動作が出来ているか確認
・ベストな工程の検討した
・工具を変えた(みんなが同じ工具を使った)
・デモをした(みんなが同じ動作出来るように)
・各個人のタイムを測って理想のスケジュールとのズレを確認・指導
他にも細かいことなどもあったかと思いますが、大まかにはこんな感じです。
文字ではサクッと書けてしまいますが、これを全部するのは大変だったと思います。
元々問題なくできている人には、むしろ余分な時間と感じたかもしれません。
熟練の技工士には使い慣れた工具の方がいいと、反対意見もあったかもしれません。
新人技工士には、自分の作業工程を動画に撮られることに抵抗があったかもしれません。
でも、みんなで意見を出し合い作業の見直しをしていく中で、チームとしての意識が生まれ、その結果目的としていた時間短縮のみならずたくさんの副産物が得られたのです!!
【プロジェクトから得られたもの】
・時間短縮(これは大幅に!)
・技術の向上(ひとりひとり確認したことで無駄な動きが減り、技術面も向上)
・品質の向上(技術が上がったことで、必然的に品質も向上)
・納期短縮(歯科医院の短納期要望に応えられるようになった)
・売上の向上(納期が短縮できたことで、受注を増やせるようになった)
・作業の見える化(1日のタイムスケジュールを決めたので誰がどの工程をしているかが共有できる)
・各個人の意識改革(自分の問題点に気づくことができた)
・チームワーク(これは見ていてホントに変わった!!)
・交流が増えた(残業が減ったことで、仕事帰りにスタッフと食事など行けるようになった)
すごくないですか??
時間短縮を目的としていたのに、こんなにたくさんの成果が得られたんです!!!
何より嬉しいのは、いつも疲れた顔で出社してきていた技工士が、元気な顔で出社してくることです。
時間に余裕ができれば、心に余裕も生まれます。
心に余裕ができれば、顔に笑顔が生まれます。
みんなの顔に笑顔がでれば、社内に活気が生まれるんです!!
(なんかの演説みたいに気合い入ってきてます笑)
ということで、時間ができたスタッフと飲みに行くことができるようになって、一番喜んでいるのは私かもしれません。
技工士からのその後の声としても、
『自分の時間をもっと増やして自分を磨きたい』『社内イベントなども今後計画したい』『魅力ある人間が集まる魅力ある会社にしたい』
というような前向きな意見ばかりが出ていました。
めちゃくちゃ感動ストーリーじゃないですか!!!
今回は技工士の業務改革でしたが、当社は常にいろんなプロジェクトに取り組んでいます。
あるひとつの問題点というのは、実はいろんな問題を複合的に含んだものが多いのです。
少し時間がかかるかもしれませんが、それを丁寧に洗い出して行くことで結果的にたくさんの思いもよらない成果が得られます。
当社は経営サポートでこのような指導もしています。
当たり前と思うようなところにも疑問を持つことで、目に見えない問題も浮き上がってきます。
ぜひ、当社の経営サポートでよりよい環境作りと、よりよい医院経営を目指してみませんか?