Vol.006 大改革!技工士の長時間労働からの解放〜前編〜
こんにちは。ワイズデントの山田です。
コロナウイルスの話題もいい加減飽きてきましたが、まだまだ相変わらずニュースでは『今日の感染者数は・・・』とやっていますね。
もうすっかり私たちの生活の一部となったコロナですが、このコロナはとにかくいろんな物を激変させてくれました。
生活スタイル自体もそうですが、働き方にもかなり影響を及ぼしましたよね。
リモートワークもすっかり定着。
通勤時間がなくなることで、かなりの時短や日頃の働き方の見直しにも繋がったのではないでしょうか。
そういう意味では『コロナ、グッジョブ!』ですね。
ちょうど政府の方でも働き方改革に力を入れ出した頃でもあり、コロナの波も押し寄せ、波乗り上手な社長率いる当社の技工士たちもこの波に乗り、大改革を果たしました!!!
長時間労働からの解放です!
以前から、当社でも技工士の長時間労働は問題視されていました。
ただ、技工士からは
「大変だけどこれが当たり前」
「残業は仕方ない」
「遅くまで頑張っている私、えらい」
・・・というようなあきらめの声と、むしろそれを評価しているような意見まで出ていました。
でも技工士の生活はというと、朝から夜中まで働き、さらに休日出勤まで当たり前となれば、当然プライベートな時間はほとんどありません。
趣味を楽しむ時間も、社外の人たちとの交友関係を持つ時間もなく、たまに取れた休みは日頃の睡眠不足や疲れを癒す時間で終わってしまう。
若さで乗り越えられている人たちも多いのでしょうが、未来ある若者だからこそ仕事だけでなくもっといろんな時間を持ってほしい!
いや、持たなければいけない。持つべきなんです!!!(なぜか熱くなる山田)
なぜ急に技工士でもない私がそんなに熱く語っているかといいますと
やっぱりね、みんな疲れてるんです。顔が。
若さゆえ、お肌なんかはたとえ寝不足でも私より断然ピチピチしてますが、やっぱりそれだけ毎日長時間労働をしていると疲れが溜まるわけですよ。
元気で活力に溢れているはずの人たちが、朝から疲れて出社してくる姿を見て
「あぁ・・昨日も遅くまで残業してたんだろうな」
と思うのと同時に、ほぼ定時に退社する自分が申し訳ない気持ちにもなっていました。
そんな中、当社にも働き方の改善をしようという流れが押し寄せ【技工士業務改革プロジェクト】がスタートしました。
まずやったことは
・丁寧なヒアリング
・問題点の洗い出し
・現状把握
です。
まずは当事者である技工士の声をしっかりと知ること。
そしてどんな問題点があるのかをみんなで共有。
さらに現状を把握するべく、ひとりひとりの作業工程のタイムを計り、作業に無駄がないかなどのチェックや、理想の1日のスケジュールを組み、それに従って全員が同じスケジュールでできるよう『作業の見える化』に取り組みました。
どの作業手順ややり方が1番効率がいいかなど、動画なども撮りながらみんなで共有。
さらには道具の見直しや、デモ講習などなど・・・。
とにかくありとあらゆることを試しては検証してみるの繰り返し。
その結果、大幅な作業時間の短縮ができただけでなく、技術の向上、品質の向上にも繋がり、さらには納期短縮まで実現したことで歯科医院様からは大変喜ばれることにもなりました。
実際やっていた技工士はホントに大変だったと思いますが、側で見ている私はと言いますと・・・
『すごい!!!』って感じでした。(語彙力よ・・・)
何がってですね、もちろんプロジェクトを進めるにつれて、どんどん作業時間も短くなり結果が目に見えて出てくるのですが、何より職場の雰囲気というか、みんなのモチベーションというか、全体のやる気やパワーみたいなものが断然アップした感じなんです!!!
技工の仕事って、個人プレイヤー集団って感じじゃないですか。
なのでそれぞれが淡々と作業を進めているって感じの雰囲気だったんですが、それが今回の大改革によりチームプレーとして動き出した!っていうのをすごく感じるんですよね。何度も言いますが側で見ているだけなんですけどね。
でも、実際に技工士じゃなくてもそれを感じるってすごくないですか?
士気が高まるってこういうことなのね!!・・と、勝手に熱くなっていました!
というより、今書きながら若干鼻息荒くなるほどです!!笑
ということで、この勢いのまま続けたいところですが、長くなってしまったので次回
『時間短縮に成功した当社と技工士のその後』
について書きたいと思います。
後編につづく。